イギリス政府は、来月(10月)から新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、日本などからの入国者については、ワクチンの接種を完了していれば、
- 事前の検査
- 入国後の隔離
が必要なくなると発表しました。
「赤」と「それ以外」の2段階に簡略化して規制を緩和
ロンドンのあるイングランドでは、これまで各国の感染状況を踏まえて、入国者を国別に3段階に分けて水際対策を行ってきました。しかし、イギリス政府は、国内でワクチンの接種が進んだことを受けて見直し、「赤」と「それ以外」の2段階に簡略化して規制を緩和することを明らかにしました。
来月4日からは、日本を含む「赤」以外の国からの入国については、ワクチンの接種を完了していれば、これまで義務づけられてきた事前の検査は必要なくなります。
接種を完了していれば入国後、10日間の隔離無し
また、現在は有効とされていない日本やシンガポールなど一部の国や地域のワクチンの接種証明も認められることになり、接種を完了していれば入国後、10日間の隔離は必要ないとしています。
但し、接種を完了していない場合は、事前の検査や10日間の自主隔離が必要となります。
航空・旅行業界から規制緩和の強い要求から実現
規制緩和の背景として、イギリスでは新型コロナウイルスの感染対策で厳しい水際対策が続いてきたことから、航空産業や旅行業界は大きな打撃を受けていて、ワクチン接種が進んだことを受けて見直しを求める声が強まっていました。